作曲・DTM系

ポップスでも頻出! EDMや音ゲ系楽曲で出てくる音の名前教えます


どうも、RaKDoです。
近年はアニメ主題歌やアイドルソング等ポップス楽曲も、
バンドサウンド+音ゲサウンド・ジャズ+EDMサウンドなど

が容赦なく進んでいます。

この記事では僕と同じく音楽制作するあなたの為に
使用頻度の高い、エレクトロならではの特徴的なサウンドの名前やジャンルの名前をお教えします!

この記事を読む事で
「自分の好きな曲で出てくるあの音って何て名前なのかが分からない・・・
作りたくても名前が分からないから調べられない・・!」という

自分で出したい音があるのに、その音の名前が分からない状態

が解決するはずです!

スタブ (stab)

0:11でシンセスタブ 1:22でブラススタブ

出したいけど音名が分からない音 第1位

ことスタブ (stab)ですね。

『バンッ!』『デンッ!』というインパクトの強い音は使い勝手が良く、Number_i – GOATやYOASOBI-アイドルなど、ポップス楽曲でも登場頻度が増えてきています。

音の威力・勢いが強いので小節アタマのアクセントにしたり、キメと合わせて使うのもカッコいいのでオススメです。

この曲ではイントロどアタマから強烈なリフフレーズとしてスタブを使っています。

こちらの記事でもスタブについてお話しています。

サブドロップ (Sub Drop)

2:35 無音ブレイクに繋げていく部分で使用

EDM要素の強い楽曲では頻発する「ブゥーン・・・」というピッチ変化する低音サウンドです。
最近はボカロ曲で使われる機会がめちゃめちゃ多くなっている印象ですね。

例として

・Bメロ→サビに移行するタイミングのキメ
・激しい展開から一気に静かな展開へ移行するときの橋渡し

等で非常に使えるサウンドなのでオススメです。

Spliceで入手できるKSHMRさんのサブドロップ音源を何種類かDLしておけば
困ることはほぼ無いはずです。

ガバキック

1:18からガバキックを多用・強調した展開

INTERNET YAMEROの登場で、急速にポップスやボカロで聴く機会が増えたのがガバキックです。

アイデア次第で色々な使い方が出来る、かなりクセの強い音ですね。

INTERNET YAMEROのようにキックとベース音どちらともをガバキックで対応する
ハードスタイル (Hardstyle)という使い方も良いですし、

この曲の0:40~のように、ガバキックのアタック部分だけを使って
『音程を持つ強烈な打楽器』的に扱うのもありですね!

プラック (Pluck)

2:14からの静かになるCメロでプラックの刻み

REOL – 第六感のAメロやポルノグラフィティ – カメレオンレンズのイントロで使われているような、余韻の短い丸いシンセ音の事をプラック (Pluck)と言います

第六感やPrismatic Addictionのように、8分や16分でコードを刻むのによく使われています。
盛り上げを演出するための静かな場面で使うとハマりやすいのでお試しください。

NEXUSやSerum等、主要なシンセには 「PL」 「Pluck」 「Plucked」といった
分類でプリセットが収録されています。

◆過去にSerumを使ってプラックを作ってみよう!という記事を書いています。

音作りの仕組みを知っておく事で、自分で1から音作りをしないまでも

「気に入ったプリセットから少しだけ音をいじりたい・・!」と思った時にどこを触れば良いかが分かるようになりますので是非読んでみてください。

覚えておいて絶対に損はありません。

テープストップ

1:14 スタブ音に合わせてテープストップを使用

出したいけど音名が分からない音 第2位

と名高い テープストップです。

以前別の記事にも書いていますのでこちらも参考にどうぞ

楽曲中に1.2回登場する味付け・アクセントとしてめちゃくちゃ使いやすいのでオススメです!

808ベース

1:17からのトラップパートの低音が808ベース
生ベースとはニュアンスの違う独特のウネりを出せる

すりぃ- ラヴィの2AメロやBillie Eilish – bad guy 2:45からの特徴的なベースが808ベースです。

エレクトロの世界では昔から定番の音ですが、
最近では「ポップス曲の中に展開の一環としてトラップ (Trap)というジャンルを混ぜる」のが流行っていることもあり、耳にする機会が増えてきた音ですね。

・一定のルート音を鳴らし続けるパターン
・ポルタメントをうっすら掛けて、オクターブ上や3.4.5度上にウネるように動くパターン

どちらもカッコいいので好みに合わせて使い分けてみてください!

0:09からのAメロではルート音のFのみを鳴らし続けている
0:45からのサビではうねる様にベースの音程を動かしている

まだまだいっぱいある

今回ご紹介する音は以上になります。

まだまだ『その楽器やジャンル特有の音や技』は沢山ありますので、好評であれば第2弾も書いていこうと思います。