最強のメタルギター音源 heavier7stringsのお話

 
どうも、タヌキです。
 
今回は2018年に登場し、革命をもたらしたギター音源、heavier7stringsのレビューを行います。
 
heavier 7 string
 
僕自身がガチンコのメタルギタリスト(元)でもあるので、ギタリスト目線でもレビューしていきます!
 

要点

 
・プリセットそのままの音がエゲツない程良い
 
・音の切り方も、右手で止める・左手で止める・グリスダウンで止めるといった、ギタリストの手癖を再現出来る様になっている!
 
・特にジェント系寄りの低音弦リフは生ギター演奏と言っていいレベル
 
・パームミュートの掛け具合、深さが調整可というメタラー大喜びの機能
 
・もちろん弾く弦の指定もできるので、一本弦や二本弦のみのリフも作れる。
 

メタルギタリストも納得

 
まずC98にて頒布予定のこの曲を聴いてみてください。
 
♪Hard magnetic field

 
このギターリフはテキトーにプリセットを読み込んだだけの音で、heavier内のアンプやキャビネット、エフェクターの類は一切調整していません。
 
それでこの音が出るというのは本当にヤバいです。
 
↑テキトーにプリセットの(Rise of fire)を選んだだけ
 
 
 
操作性も数ある音源プラグインと比べると、割と分かりやすい部類だと思いますね。
 
少なくとも先ほどの曲のギターリフは、heavierをlogicXに入れてから30分で出来たくらいです。
 
元々僕はメタル上がりのギタリストなので「こういう音、フレージングがええねん!」という終着点がイメージ出来てるのもあります。
 
しかし、それにつけてもあまり悩んだりせずに操作出来ているのはありがたいですね。
 
 
で、ギターソロに関してはあまりに綺麗すぎるというか、ピッチが良すぎるというか・・・。
 
ギタリストが聞いたら少し機械的だなぁと感じてしまいますね。
(打ち込み方次第かもしれませんが)
 
とはいえギタリストだからそう感じるのであって、一般のリスナーにはほぼ分からない程度の違和感です。
 
逆に低音弦のリフ、ジェント寄りのリフはもう完全に生ギターと言ってしまえるレベルです!
 
ジェントの神、ペリフェリーと比べても遜色のない音ですね。
 
 

 
で最後に驚いたのは、パームミュートの掛け具合が調整可能ということ。
 
ギタリスト、特にHR/HMギタリストにとってパームミュート、いわゆるブリッジミュートのコントロールは命と言える部分なんですよ、ホントに。
 
 
 
ドラマーのハイハットの開き具合によってパームミュートの深さを変える。
 
曲の展開によっても変えていく、という感じでギタリストはリアルタイムでパームミュートの掛け具合を変えていくものです。
 
それをheavierでは調節可能ということですごく助かっています。
 
 

最後に

 
本当に「ギター音源もついにここまで来たか」と思います笑
 
特に自分の曲にガッツリとメタルギターリフを入れたい!!という需要にはこれでもかという程応えてくれますよ!
 
P.S
 

↑ファミコン音源 Magical 8bit plugと相性が良いと僕の中で話題に。


さらにP.S

2021.3.28現在、heavierを使い始めて1年と数ヶ月が経ちました。

最近の使い方で一番よくやっているのが

「ポップ系曲のパワーコードによるバッキングを全部heavierに任せちゃう!」という使い方です。

「曲を支えるだけが目的」のバッキングはheavierで充分・・・どころか
生音で録るよりも

・後でバッキングのリズムやコードも変更できる。
・音作りもカンタンに変えられる。
・自分でこだわって弾いたわけでも無いので、「ギター要らないな」と思った時に容赦無く消す事が出来る ←個人的に最大のポイント

という意味でゴリゴリ大活躍しています!
(その代わり、カッティング系のギターやソロフレーズは生の方が良いのでこだわって録っています。)



p.s2回目 オマケで補足

例えばこのゴリゴリシンセポップな曲。

この曲ではローを支える為に、シンセベースだけでなく
6.7弦を使ったパワーコードのギターも入れています

「フレーズを聞かせるぜ!」ではなく「曲を支えてさえくれれば充分です!」というギターだったら、生でやるよりheavierの方が良い感じになるんですよね。
(あくまで僕の場合ですが)

 

またこのワンルームデッドダンサー という曲では単音オブリガートやビブラート&ロングトーンも含めた
歪みギター全てをHeavierが担当しています。
(サビ裏のカッティングギターのみ生ギター)



以上、参考になれば幸いです。

タヌキ

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タヌキ