作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~
どうも、タヌキです。
今回はいわゆる”ダッキング”という効果を生むためのプラグイン、Kickstartの紹介です。
EDMプロデューサーなら100%持っているレベルの人気プラグインです。
非常に費用対効果の高いスグレモノなのでぜひチェックしてください!
要点
・サイドチェインコンプを使わなくてもクオリティの高いダッキングができる。
・いくつかあるダッキングプラグインの中でも、超カンタンに使える部類
・その代わりに複雑で凝ったダッキングは出来ない
・超安い!!
ダッキングとは?
ダッキングとは、キック(バスドラム)が鳴った時だけ任意の他楽器の音量を下げる、という効果です。
言葉では分かりづらいので例として2曲聞いてみましょう。
↑サビでベースシンセ&コードシンセに対してKickstartを使用。
両曲とも、いわゆるサビ(ドロップ)部分で独特のウネリが出ていますね。
これがお手本のようなダッキング効果ですね!
4つ打ちのキックが鳴った瞬間、他のベースやリード、コードシンセが全て音量が下がることによってノリが強調されます。
特にEDMでは当たり前に使われているテクニックですね。
本来はコンプレッサーをサイドチェインするというちょっとややこしい手法を使うテクニックでした。
そこで登場したのがKickstartをはじめとする、立ち上げるだけで1発でダッキングを作る便利プラグインです!
慣れてない人のサイドチェインコンプより、kickstartを使った方が間違いなくプロっぽいダッキングサウンドに近づくでしょう。
ダッキングプラグインの種類
このダッキングを行えるプラグインにもいくつか種類があります。
・LFOtool
・VolumeShaper
・one knob pumper
・Kickstart
これらおおよそ4つがよく名前の挙がるプラグインです。
それぞれ同じダッキングプラグインでも特徴が違いますね。
その中でも1つに絞りたい!というならば、
僕はダントツでKickstartをお勧めします!
Kickstartが素晴らしい3つの理由
1.超カンタン
2.必要な操作は十分可能!
3.安い!
まず驚くほど操作がカンタンであることが素晴らしいですね!
ポンと立ち上げてチャチャッと10秒くらいセッティングすればもう狙いのダッキングが出来上がります。
機能が少ないとは、すなわち本当に使う機能だけに絞っているという事なので、当然といえば当然ですね!
(もちろん「細かくこだわって調整を行いたい!」という人にはKickstartではなくLFOtool等の方が良いでしょう。
Kickstartの良さはカンタンにあの音が出せる!という所です。)
さらに言うならこのプラグインはEDM界のビッグネーム、Nicky Romeroが制作協力してるんですね。
本人が使うであろうプリセットを収録したこのプラグイン、出来が悪かろうはずがありませんね。
それを基準に
・ダッキングの波形を選択する
・ダッキングのテンポを4分音符、8分音符、16分音符に変えられる。
・掛かり始めのタイミングをズラせる
といったダッキングプラグインに本当に欲しい機能のみを残しているので、自分なりの操作も可能です。
↓Nicky Romero本人によるデモンストレーションがありました。
そして何といってもブッチギリで安い(1500円)のが魅力ですね!(笑)
中々ここまで優秀なのに激安なプラグインはお目にかかれないですね。
本当にNicky Romeroは太っ腹だと思います(笑)
まとめ
やはり最初に入手しておくべきダッキングプラグインはKickstartだろうな、と記事を書いてさらに強く思いました(笑)
よほどKickstartに慣れてさらに凝った事をしたい!となれば
その時にLFOtoolやVolumeshaperを導入すればいい。
その場合でも追い込みのLFOtool、手軽&高速のKickstartという使い分けが可能なのでお役御免になる事がありません。
EDM系のみならず、バンド物のダンスナンバーでも活躍してくれるでしょう!
本当に1500円とは思えないほどのクオリティですので
是非導入し、快適に作曲できるようになりましょう!
※こちらもEDMでは必須レベルの無料プラグイン,XferのOTTについての話です。
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