どうも、タヌキです。
今回はXfer recordsが出している名作無料マルチバンドコンプ、「OTT」の紹介をします。
![OTT Xfer](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2020/01/c8607c51d9545c8ad81951fb1e7155fb.png)
要点
・エレクトロ系ジャンル作曲者の使用率ほぼ100%レベル
・音に固さ、ガッツが出る!(エレクトロにめちゃくちゃ合う!)
・超簡単に使える
・フリー(無料ダウンロード)のプラグイン
エレクトロ系作曲者はほぼ全員使っている
OTTはバンド物、ポップス系中心の人には馴染みがないかもしれません。
しかしエレクトロ、特にEDMのプロデューサーは100%と言っていいほどに使用しまくっています。
シンセ音源の次に重要な相棒と言えるレベルです。
シンセトラックのインサートはもちろん、キック(バスドラム)やスネア、ボーカルサンプル等にもOTTは合いますしマスターのインサートにも挿します。
![](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2023/09/1f828c9b1dfa199070d257a34772c504-500x585.png)
![](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2023/09/1f828c9b1dfa199070d257a34772c504-500x585.png)
↑マスターにOTTをかけている図
この楽曲に実際にマスターOTTを使っています
この楽曲に実際にマスターOTTを使っています
音に固さ、ガッツが出る
![](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2018/09/s_OOK9V9A6906_TP_V.jpg)
なぜここまでOTTを色々なところに使うのか?
それはOTTをかけると明らかに音に固さやガッツが出るからです!
試しにこれを聞いてみてください。
上がOTTなし、下がOTTありです。
(音量感は変わらないように調整しています。音色の変化に注目してください)
♩OTT無しのSerumリード
♪OTTを掛けたSerumのリード
どうでしょうか。
OTTをかけた方が圧倒的に威力、というかエレクトロらしい硬質な音になるでしょ?
「元々の音でも充分だけどさらにパワーのある音にしたい!!」という時に非常に使えますね。
EDMではパワーのあるキックやシンセリードが必要不可欠だからみんな使っているという事です。
※サンプルでも使ったオススメシンセ、Serum等の話です。
超簡単に使える
使い方も「マルチバンドコンプ」らしく難解なのかな?と思いますよね?
5秒で操作が終わるくらいカンタンです!!
これがOTTの全体図ですね。
![OTT Xfer](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2020/01/c8607c51d9545c8ad81951fb1e7155fb.png)
動かすのはDepthとHigh、Mid、Lowの4つくらいで、もっと言えば
1、OTTを立ち上げる
2、Depthを20~60%の中でお好みに下げる
これだけでOKです!
それを基準に必要そうならHighやMidのツマミをいじればいいという位です。
実際に先ほどのシンセリードではこんな感じの設定にしています。
![OTT Xfer](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2020/01/3ac98fc30802c7ed718c917ca1cd280f.png)
単純にDepthを60%に下げただけのOTTをON、OFFしたものが上の参考音源です。
超簡単でしょ?
フリーのプラグイン
![](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2018/09/s_nefuda_yasui.png)
極め付けに、なんとこのプラグインは
無料でダウンロード可能のフリープラグインなんですよね。
数ある無料プラグインの中でも3本の指に入る程の人気プラグインです。
Xferの公式サイトから誰でもダウンロードできるので
ダウンロードする事を本気でオススメします。
こいつを使うだけで「音に迫力がない・・・」という悩みが吹き飛びかねません。
最後に
![アイキャッチ](https://tanuki-guitar.com/wp-content/uploads/2018/09/s_music_vj-2.png)
僕自身OTTをダウンロードしたのは
世界のEDMプロデューサーが皆OTTをガンガン使ってるのを知ったからなんですよね。
「同じ機材があるからといって、トッププロデューサーと同じ音になると思うな」というのは正論ですが、
「可能な限り、トップと同じ機材を使った方が短時間で効率的に学び、近づける」とも僕は思っています。
実際ダウンロードして勉強してから、以前よりもシンセが良い音になりましたしね。
僕の場合は、音が派手だけど散らばりやすいNEXUS2の音を固めてあげたり、プラック音に少し鉄っぽいニュアンスをつけるために使ったりしています。
本当にこんなん無料で出してもいいのか?と思う程の効果と使用率ですので、是非使ってみてください!
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