どうも、タヌキです。
今回は速弾き、特にフルピッキングでの高速プレイをする時に重要なブリッジミュートの切り替えについて話します。
これ、割と重要な要素なのにあまり教則本とかでも書いていないんですよね。
聞いた時のカッコ良さ、引き締まり感に大きく影響するので取り入れてみてください。
要点
・6.5.4弦はブリッジミュートを掛け気味にする
・3.2.1弦はブリッジミュートせずに弾く
・雑に聞こえるジャリジャリしたフルピッキングではなく、音程も符割も分かりやすく聞こえる!
理由を説明していきます。
6.5.4弦はブリッジミュートを掛け気味にする
まずはこちらを聞いてみてください。
♫ブリッジミュートなし フルピッキング
♫ブリッジミュートあり
前半はブリッジミュート無しで弾いたもの
後半は6.5.4弦はブリッジミュートして弾いたものです。
聴き比べると、後半のブリッジミュートを掛けて弾いたフルピッキングの方が音程も符割も聞き取りやすかったと思います。
これはボワーンと広がりがちな低音弦に、ブリッジミュートを掛ける事でキュッと引き締めているからですね。
メリハリが効いた音になるのでとても聞きやすい音になります。
3.2.1弦はブリッジミュートせずに弾く
高音弦側の3.2.1弦は逆にブリッジミュートはしません。
高音弦側にブリッジミュートを掛けると音がプツプツして滑らかに聞こえなくなるからですね。
逆にプツプツ感を出した個性的なソロを弾くならガッツリ高音弦にブリッジミュートを掛けるのもありです!
♫高音弦ブリッジミュートフルピッキング
あえて全弦にキツめのブリッジミュートを掛ける事でアタック感を強調している。
音程も符割も分かりやすく聞こえる!

フルピッキング時のブリッジミュートの掛け分けが出来ると、聞いていても音程感や符割が分かりやすくなるんですね。
ちゃんと上手い人がやるフルピッキングに聞こえるというか。
余計な音(モワつき感)をしっかりカットする意識でフルピッキングしましょう。
まとめ
今回お話した通りに右手を動かすと、右手で弦をピッキングする位置が少しづつ変わっていってることに気づきましたか?
6,5,4弦を弾くときはブリッジ寄り(センターPU上くらい)で

3,2,1弦側を弾くときは少しネック寄り(フロントPU近く)に動いているんですよね。

この動きを身につけることで、フルピッキングの音がさらにキレイになります!
なぜなら「高音弦側を、弾いたら音が荒々しくなる傾向のブリッジ寄りではなく、甘い音が出やすい傾向のネック寄りで弾いているから」です。
いわゆるめちゃめちゃ上手くて音がキレイなタイプのギタリストのプレイをよく見てください。
大なり小なりの差はあれど、この動きになっている人がほとんどだと思います。
身に付けておくと他の応用も効きやすい右手のテクニックですので覚えてみてくださいね!