どうも、タヌキです。
先日、EDPクリエイターズ・ムックという本を買いました。

この本は解説本というわけではなく、
konamiから出ている音ゲー、BEMANIシリーズの作曲者たちの話という
いわゆる音ゲーファンブックの要素が強いのですが
「その作曲者たちの作曲ワークフローや製作方法をDAWを使いつつ紹介する」という超贅沢なコーナーが入っています。
普通に考えてヤバイです。
現在進行形で最前線を走っている作曲者の
DAWの中身とワークフローどちらも見れるなんてそうそうありません。
というわけでトラック解説目的5割、Ryu☆さんやP*lightさん等クリエイターの話目的5割で買ったこの本のレビューを行います!
メイキングやワークフローの解説は二人分のみ
はい、実際に作曲工程を見られるのは二人分のみです。
とはいえ、見る事が出来るのがKors Kさんとかめりあさんという時点で文句なんてありませんね。
1度でもこの2人の曲を聞いた事があれば僕と同じ心境になると思います(笑)
そもそもバンドサウンドや、実際に演奏できるようになる必要があるギターと違って
エレクトロミュージックは手の内を晒すリスクが超高いんですよね。
よくYoutubeや、教える気のないギター教則DVDで見かける
「ほら、このテクニックはこんなに簡単なんだよ!」
と言いながら最高峰のテクニックを見せつけるだけの映像は
と言いながら最高峰のテクニックを見せつけるだけの映像は
見られたところで出来る人がいないから出してるのが殆どでしょう。
対してエレクトロでは弾けるようになる、ではなく機材と情報さえあれば完全にコピーできてしまう。されてしまう。
そんな中2000円でこのレベルの2人のトラックを観れるのはむしろ安いくらいだと思っています(笑)
実践的な解説内容
解説の一部を音源と共に公式HPでチェック可能です。
HP上の解説だけでも濃いですが、本書の中身はさらに濃いです!!

MIDIノートの長さのコントロールや上モノシンセの組み合わせ方、
各種プラグインの用法まで知りたかった技がしっかりと載っています。
各種プラグインの用法まで知りたかった技がしっかりと載っています。
プラグインに関して少し書くと、
トランス寄りのKors Kさん、ダブステップ寄りのかめりあさん共に Dada Lifeのsausage fattener Xfer OTTとserumの使用頻度が高かったところが面白いですね。
これらのプラグインは世界のプロデューサーを見渡しても、かなり使用率が高いです。

僕もこれらは愛用していますがどれも操作が簡単かつ素晴らしい効果です。
(特にOTTとsausage fattenerは操作のシンプルさに対し、非常に効果が大きいので大好きです笑)
やはり電子音楽ではジャンルを選ばず使えるんだな、と再確認しました(笑)
まとめ
特に
・シンセを多用した音楽を作りたい!
・一流作曲家がリアルタイムで使っている技法を知りたい!
という方にはお勧めできる本です!
僕もこの本に書かれているテクをいくつか使った結果
今までよりEDM曲のクオリティが上がったので是非ご一読してみてください!