どうも、タヌキです。
今回はよくある、けど重要な悩み、5万越えクラスの高級なDAWとハイスペックなPCどちらを先に買うべきか?という疑問に実例(僕)をもとに答えていきます。
もう「どっちも買う気でいるよ!」という方もご一読くださいませ。
要点
・PCかDAWどちらか一つにしか予算を割けないなら絶対にPC!
・良いPCを買うと驚く程作業しやすくなる
・今だと高級DAWの廉価版も多い
・DAWの高い安い「のみ」で音の良し悪しはほぼ変わらない
先にハイスペックPCを買いましょう!

結論から先に書いてしまいますが、高級DAWとハイスペックPC。
先に買うならハイスペックPCにしましょう。
すごく極端な話、低スペックPCにProtools(超高級、レコーディングスタジオの標準DAW)を入れるより、
ハイスペックのMacにGarageBand(Mac限定の無料DAW)を入れた方が格段に作業しやすいです。
驚くほど作業しやすくなる!

僕は実際に作編曲や動画編集等を2011年製のMac miniで行っていたんですよね。
基本的には問題なく作曲できていたのですが、重たい音源やプラグインを使うとどうしても動作が重くなったり再生が止まったりしていた。
自身がやる事の幅を広げるにつれてそれらの問題も大きくなっていた、という事で完全な上位互換、Mac pro それも上位モデルに乗り換えました。
すると僕の想像を超えて全ての動作がスムーズになったんですよね。
結構無茶苦茶なことをしても動作が重くなるような気配が無いと言いますか。
動作がスムーズである、これ非常に非常に重要な事です。
動作がスムーズであるというだけで
・曲作りのスピードが上がる
・試したい音色や曲調等の実験スピードが上がる
・つまり学習や上達のスピードが上がる。
ざっとこれだけのメリットがあります。
今となってはもうMac miniへの後戻りは絶対にできないですね…(汗)
今だと廉価版のDAWもある

ここ最近であれば高級なDAWの廉価版や無料版というのも多くなっています。
(機能に制限等がある)
例えばProtoolsも最上位のもの(ULTIMATE)は約290000円なのに対し、廉価版のものは約70000円です。
cubaseやstudio one等にも同じように廉価版が存在します。
自身にとってキツイ機能制限があるわけでも無いならこういった廉価版のDAWを買い、余った予算をPCに当てても良いでしょう。
例えるなら低スペックPCに最上位のProtoolsを入れても真価を発揮しきれない可能性が高いですよ、ということです。
DAWの高い安い「のみ」で音の良し悪しはほぼ変わらない

よくある勘違いは高いDAWだと音がいい、安いDAWは音が良くないというような考えです。
確かに作曲ソフトによって、内部処理やメカニズムが違うので音を出す仕組みが違うのは当たり前ですが・・・
DAWは値段によって音質に大きく優劣がつくものではありません!
違うのはただ一つ、そのDAW特有の機能性です。
例えばPro toolsがなぜスタジオ標準になっているのかというと、
・Protoolsは熟練者が使うとほぼマウスを触ることなくショートカットキーだけで作業ができるから
・Protoolsは熟練者が使うとほぼマウスを触ることなくショートカットキーだけで作業ができるから
・オーディオ編集能力(つまりRECした音を編集する能力)に長けているからです。
(もちろん覚えるのは超大変。Protoolsを完璧に使いこなせればレコーディングスタジオで働けるかも)
僕の使っているLogicProXのメリットは
・割と簡単な部類のDAW
・Appleが出しているDAWなのでApple製の周辺機器と相性抜群
・最初から付いているシンセやプラグインがなかなか豪華
(有料のプラグインを買い揃えた今でも、ディレイやトランジェントシェイパー、サブベース用の歪みはLOGIC付属を使っています)
という所です。
ただしMacのみ対応のDAWなのでWindowsにはインストール不可というデメリットがあります。
他のDAWも同様に一長一短な特徴や機能の違いがあります。
DAWを買うときは、そういった機能面が自分の考え方や立ち位置と相性が良いかを調べて判断しましょう。
最後に

僕自身の考えとして、機材にお金をかけるならスピードアップ・作業効率を上げるものが1番良いです。
RaKDoのふにゃふにゃ音楽村
MIDI鍵盤を持っていなくてずっとマウスでMIDIを書いていた人であれば、良い鍵盤を買えば何倍ものスピードで入力できます。
フェーダーやツマミのあるMIDIコントローラーがあればオートメーション書きや、シンセのマクロコントロールがよりスムーズ且つ直感的になるでしょう。
そういう考えでいうと、動作も速くストレスフリーな環境で曲作りが出来るようになるのが分かりきっているハイスペックPCを買うのを優先させた方が良いと思います。
余談ですが、僕はMac Proを入手したのとほぼ同時期にnative instruments社の優秀な鍵盤、Komplete Kontrol S61 mk2を入手しました。
(いずれブログ記事にもします。強烈に便利なアイテムです。)
狙いは作業と勉強どちら共の高速化の為で、結果は想定していた以上の効果が出てくれました。
それらの機材に対し、僕が使っているDAWのLogicは他のDAWと比べると大分割安です。
無理に最高級なDAWを手に入れるより、自分に合ったDAWと効率化する為の機材を買う方が音楽面で建設的だと思います。
ただ、色々調べた結果最も自分に合ってそうなDAWが高かった!という場合はPCもDAWも買う事をオススメしますよ!